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桜の旅

満開の桜の美 白河市小峰城公園

2019年4月、桜が文字通り満開となり日本の美もここに極まれりという光景に出会えた。小さな地方都市の小さな城跡で、城をとりかこむように桜の花が咲き誇っていた。こんな光景にであえる旅は、どこであれ喜び以外のなにものでもない。

震災を克服して

 この小峰城は、東北大地震で石垣が崩壊している。長い間立ち入り禁止となっていた城跡公園であり、復興もいまだに城のどこかしらで少しずつ進められている。再建築であたらしい石をはめこんでいるため、石垣が少しだけまだら模様になっている部分がある。傷跡は残った。

 しかし、この桜の力はその傷跡さえも忘れさせるほどの美をまき散らしていた。観光で訪れている人たちは、声に出して花咲く季節を喜び美の競演に溜息をついていた。

 日本人に生まれて本当によかったと思わせてくれるの季節。そして、生まれてから毎年ずっとこの光景を見てきているにもかかわらず、飽きるどころかむしろ年をとるごとに桜の花々の景色に感動する心が強くなってくることに気が付く。

 おそらく桜の季節以外ではこの小峰城公園もひっそりとしているのだろう。復元された小さな城跡は、戊辰戦争の爪痕を知らせることもなく市民の憩いの場所として使われているくらいらしい。しかし、この桜の花が咲くほんの少しの期間だけ、この城は命を吹き返したように人々に愛でられ城跡としての存在の意味を伝える。

 桜の花というのは、一年に一度だけ日本のすべてに活気をもたらす。なぜだろうか。日本人は平安の時からずっと桜とともに季節を生きてきた。その桜をみて時の流れを詠む遺伝子が我々の中にはずっと存在しているのだろう。

​ そしてそれは、今後も日本人がいるかぎり消えることはないのだろう。

桜の季節はすべてのものが光り輝く。日本人の心に刻まれた季節感が啓蟄のように起きだす

うどん亭

福島県白河市

北中川原151

0248-22-2042

​日祝休 

3時ころで閉店

かけうどん(上)とたまご閉じうどん(下)かけうどんで十分おいしい

うどんのおいしい店

 白河といえば、有名な白河ラーメンがある。今は知られないが、白河そばもその昔は名物だった。正直なところ、ラーメンは数多い名店があるが、白河そばに関しては名店はもう存在しないのではないだろうか。何度か東北に足を運ぶときはいった店では、あまりよい思いではない。

 しかし、今回偶然はいった小さなうどん店ですばらしい手打ちうどんに出会った。小さくてあまり知られてはいないのだろうけれど、地元ではファンがそれなりにいるようで、数人が小さな店のそとで順番をまっていた。

 うどん亭というこの店、もしうどんが好きで白河を通るなら、うどんも汁もしっかりおいしいので立ち寄ってもいいと思う。あまり手を加えずに自然な味に出来上がっていて気に入った。

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